雑食系 国語教師の【Pillow Book】

春はあけぼの。国語とか教育とか、音楽とかメディアとか、旅とか社会とか人間とか。日本。

【随想】アフターコロナの世界を想う(本章)

すみません…前回の書いたの4/26でした…。

【言い訳1】

意外とやりたいこと・やることが出てきてなかなかに忙しい今日この頃。

もちろん外出自粛はきちんと継続してます。前に「散歩」以外の用事で家を出たのはいつだろう…というくらい遵守しております。案外、というか、全然レベルでストレスたまらんので、生粋のインドア派であることがわかりました。Q.E.D....

まぁこれは一人っ子のなせる業かもしれないですね。かつ両親共働きだったので、一人遊びの術はもう心得ております。とはいえ一人で大丈夫なわけでもないので、適度に人と連絡は取っていますが。

あぁ、また話ズレた…。そんなこんなで、最近は資格の勉強と教材作成とYouTube鑑賞(とある教育系YouTuberにハマった…)で結構忙しくしております。何をしているのかは、もう少し引っ張ろうかな…笑。

【言い訳2】

当初はね、だいぶ緩めに始めるつもりだったんですよ。でも、もうこれは生来の性と言いますか、書き始めると止まらなくなるというか、結局ウン時間経ってるってことがほとんどで、「よし書こう!」って思わないと書けなくてネ…自分で自分の首を絞めるタイプですよ、分かります、分かりますが…。

いや、僕は間違いなく物書きにはなれないですねww飽きっぽいし、仕事だとしたら効率が悪すぎるし、書くのは嫌いではないけど、たぶん向いていない、ということがよくわかります笑。

まぁでもですね、知らんうちに10本以上は投稿していたし、どこのどなたか存じ上げませんが、こんなに更新していなくても訪れてくださる方もいるので、思うままに書いていきたいなとは思ってる所存です。

 

で、今回は前回書き始めた『アフターコロナの世界を想う』の本章です。

前回を読んでいなくてもたぶん伝わるかと思いますが、まだの方はよろしければ下記リンクからどうぞ!

 

mrmr130.hatenablog.com

 

…なんですが、もう初老に突入したのか、前回のものを自分で読み返してみても、何を書こうと思ったのかほぼ忘れてしまったのと、世の状況もかなり変わりつつある(変わってることを願う)ので、まぁ同じタイトルではありますが、今思うことを書きたいと思います。

 

コロナは収束している…という希望的観測は持っていたいなと思うのですが、新規感染者数が減っているとはいえ、とりあえず首都圏は5月末までは緊急事態宣言は延長されそうです。僕の住んでいる神奈川は幸いにも医療体制には少し余裕があるようですが、お隣東京さんがかなりひっ迫しているらしいので、「一心同体」の神奈川だけお先にーとはいかないと思われます。

それに、まぁ容易に想像できる未来として、コロナ以前の生活、というか(もっと大きい括りとして)以前の社会に戻ることは、残念ながらかなり非現実的だと思います。もし研究が進んで、ワクチンやら”対コロナ”治療薬ができれば戻れるかもしれないけれど、いつまた同じようなパンデミックが起きるかはわからないし、生活様式自体を改めていかねばならない、、、のかもしれません。

 

日本国内を見渡すだけでも、もうココカシコでかつての常識が覆された例はたくさんあります。例えば、前回書いたような「教育革命」。今までも批判はありましたが、もうこれまでのような一斉授業を学校の教室でやることは許されなくなるかもしれません(動画見りゃいいじゃんで済む)。学校の教員に求められる仕事の質も、変わらざるを得ない局面です。9月入学の話も出てきて、賛否両論ありますが、もし本当にそうなったら、もうその後は、我々の知らない文化を一から作っていくしかないのです。

「国際」や「グローバル」というのが近年、絶対不可欠な素養として求められてきました。しかし今回のようなことがあると、「国際」にしか軸足がないと、場合によっては厳しい状況に陥ることも明らかになってしまいました。これまで「就職人気ランキング」の常連だった航空系の会社も、今までにないほどの苦境に立たされています。また、旅行業、観光業などは「オリンピックだ!インバウンドだ!これからだぞ!」という状況下での大打撃です。本当に気の毒な状況だな、と思わざるを得ません。

業界別の話でなくとも、例えばこれまで「リモートワーク」というものに頑なだったような企業がやらざるを得なくなって始めた結果、社員が「案外ええやん」と味を占めてしまったのであれば、会社としても、元に戻すのは難しいと思います。考え方によっては、リモートワークが普及すれば、巨大なオフィスを構える必要もなくなるわけなので、テナント賃貸料とか光熱費といった固定費が大幅に削減される。今回のコロナで業績的にダメージを受けた会社は多いでしょうから、そうやって経費を削減する方向に舵を切る企業も出てくるかもしれません。そうなれば、男性が家にいる時間が長くなって、高度経済成長期から続いてきた日本的な家族の在り方にも変化が生じる、、、といった具合に、おそらく誰にでも少なからぬ影響は生じるのです。

 

今まで見たことのない世界で生きていく準備をしておかなくては。

 

それで、たぶんこれを読んでくれているのは大学生が中心かなと思うので、大学生を目当てに話をすると、この「外出自粛」という不可避な状況が、すごくシビアなところで、みなさんの将来を左右しかねないと、思っているのです。

もう散々言われていることだから、聞いていて耳も痛いという人もいるかもしれないですが、大事なことだから話しておきます。

これまでも、「もう人生100年時代だから、終身雇用なんて期待せず、とにかく柔軟に対応できる力を身につけておこう」と言われてはいましたが、まぁ結局のところは大企業は強くて、まだ多くの親、そして中高生は「いい大学に行って、適度にサークルに入って、バイトをやって、3年後半で就活して、卒業と同時に企業に就職」という未来図を描いていると思うし、大学生もそうでしょう。

しかし、今回の件で、その旧来型の考えもいよいよ時代錯誤になろうとしています。先ほど述べたように、どの職種であれば安定的であるかなんて、もうもはやわからないのです。医療従事者が不要になることはおそらくないと思いますが、あれほどタフな仕事を自分がやっていけるのかということとは別の話です。安定的と思われる職種であったって、かつての「教師」とこれからの「教師」がまるで変わりそうであるように、状況次第で求められる能力やすべき仕事が変わる可能性は十分にあります。そうなったときに、臨機応変に対応できる能力や技能と、それに対応できる精神的な柔軟性が必要なのは目に見えています。

 

これからはもしかすると「ダブルワーク」というのが主流になるかもしれません。ダブルワークと言ったって、必ずしも5:5の比率で働くわけではありません(たぶんそんなダブルワーカーいない)さらにいえば、ダブルを超えたマルチワーカーすらすでに現れています。

幻冬舎で編集者をしている箕輪厚介氏は、まさにマルチワーカーのパイオニアという印象です。彼は幻冬舎という一企業の会社員でありながら、企業内起業という形でクラウドファンディングと出版の融合を目指す株式会社の取締役であり、かつホリエモンの大学では客員教授をし、自身のオンラインサロンを主宰し、メディアでコメンテーターをし、そして歌手活動をし…ともう、なんか尋常ではありません笑。

別に万人が彼のようになるべきだとはまったくもって思いません、てか無理です!少なくとも僕は。しかし彼の生き方は、アフターコロナの社会に向けて、非常に重要なヒントとなりえるのではないかと思うのです。

つまり、一つのところ(会社とか)に両足をペタリとつけていると、やはりそれがグラグラっと揺らいだ時にあっという間に崩れてしまう可能性がある。だけど、片足は会社という比較的強固な基盤につけておきながらも、もう片方の足はまるでバスケのピボットをするかのように障害をかわしつつ、柔軟に動き続け、いつでも走り出せる準備をしておく。これがもしかすると、スタンダードな生き方、別の流行り言葉では「ニューノーマル」になるかもしれません。

 

とはいえ、実際働き始めると、「ピボット」の練習をするのはとても大変です。なんだかんだ言っても、多くの人は企業に就職することでしょう。そうすれば、しばらくの間はどうしても両足をペタッと会社にくっつけざるを得ない状況になると思います。新たなことを開拓していくのは、忙しい時には、時間的にも精神的にも大きな労力が必要です。

僕が今年長期研修という形を取ったのも、意識はしていませんでしたが、今言語化してみるとそういう意識があったからかもしれません。自分としては教員という軸足を変えるつもりはありませんが、それでももう片方の足で、何か自分なりの社会へのかかわり方を模索したかったのだと思います。自分の場合は、精神的な部分で常に「余裕」がないとダメなタイプなので、働きながら模索するというのは無理でした。できる人は強いと思いますが、そう多くはないと思います。

 

であれば、今の「家に居なければならない時間」というのは、もう片方の足の置き場をあれこれと模索できる機会なのではないかと思います。これほど周りに流されることなく、自分だけに集中できる時間というのは、少なくともこれまでにはなかったのではないかと思います。

この機会に、何か新しいことを1つでも始めてみましたか?できればそれは、自分の将来につながるもののであった方がいいと思います。将来につながるというのは、別に直結していなくてもいいです。でも、これまでの生活を漫然と継続しようとしていたり、これまでの生活の”下位互換”だけに終始してしまっているのは、とても勿体ないと思います。別にオンライン飲み会やっちゃだめ!とか全然言ってません。僕もやるし。でも1日中やるわけじゃないですよね(1日中やってるなら、それはちょっとヤメテ…笑)。やることがない、というのは、厳しいけれど「やることを見つけていないだけじゃない?」と思ってしまう。

 

できることは色々あります。

手軽なところでは、本を読むこと。娯楽的なものも少しはいいけれど、自分の興味関心に自信が持てない人こそ、手当たり次第に色んな本を読んでみてほしいですね。新書とかでもいいと思います。その中から、「あ、このジャンル面白い」って思えるものがあれば、それを深掘りできる本を読んでいくと良いのではないかと思います。

あとは、勉強系。資格試験や語学など。頑張れば数ヶ月の勉強で取れる資格もあります。資格であれば通信教育がとても充実しているし、語学であれば今はオンラインレッスンがとてもメジャーになりました。Cafetalkというサイトでは、英語以外の言語のレッスンを受けることも可能です。「お金がかかるからなぁ」と思う人がいると思うのですが、そこは(月並みな言い方だけど)自己投資だと思ってください。仮にそのレッスンに5万円かかったとして、それを将来に活かすことができたら、きっと5万円を回収するのなんてあっという間ですよね。この機会に、自分のお金の使い方というのにも焦点を当ててみるのもいいと思いますよ。

もう一つは、アウトプット・創作系。あまり詳しくないけど、最近YouTuberが増えてきている気がしますね。でもそれ自体は良いことだと僕は思っています。何か自分の考えを外にアウトプットし、そしてフィードバックがもらえたら(フィードバックがないというのもある種のフィードバック)それを自己修正していく、というのは、それだけでトレーニングでもあり、かつ自己成長のいい機会だと思います。何かを書くのが得意であるなら、ブログでもいいと思います。何か自分が本当に好きなモノ・コト・ヒトがいるならばそれについてとにかく自分の想いを書いていけば、そこから色々なことがつながっていくかもしれません。演奏する、曲を作る、歌う、踊る、小説を書く、詩を書く、絵を描く、作品を作る、何か続けていけそうなことならば、なんでもいいと思います。というか、続かなくても、とりあえずやってみて、自分が本当にそれを極めたいのかを見極めてみればよいと思います。「時間がない」が言い訳にできない、この機会に。

 

先ほど紹介した箕輪厚介氏の、頭おかしいようで、非常に強かなエピソードをご紹介して終わりにします。

彼は昨年、日本には普通走っていない”トゥクトゥク”を150万円も支払って買ったんだそうです。トゥクトゥクは主にタイなどの東南アジア地域で見られる、バイクの後ろに人が乗れる箱のついたオープン仕様の乗り物です。こんな感じ↓↓

f:id:ryom130:20200512235642j:plain         箕輪厚介氏のツイッターより(https://twitter.com/minowanowa/

で、それについて語っていたんですが、もちろん面白半分もあるようですが、完全なる興味本位だけではないそうです。というのも、150万円で買ったそうですが、この珍しさと狂気さ(笑)、加えて彼の知名度ということで、”トゥクトゥク”への広告掲載依頼があり、あっさりと150万円は回収できてしまったとのこと。そしてそれは、計算済みだった、というのがまた恐ろしいというか、賢いところだなと非常に思いました。

お金は、無駄なものに使えば「減る」けれど、有益なものに使えば文字通り「増える」ものなのだということを明確に知らされました。とさ。

 

結局6,000文字超えちゃったよ!気楽になんか書けませんwここまで読んでくれた人、本当にありがとう(ToT) これを読んだ人が、少しでも前向きに何かに取り組んでくれたら嬉しいな。

 

そういえば、Twitterを始めました!

始めました、っていうか、元々鍵垢だったんですが、やはりブログを書くほど時間は取れなくても、ふと思ったことを伝えたいときもあったので、オープンにして発信していければと思います。ちなみに過去ログは全消ししましたw

(いやぁ、読み返したらヤバイヤバイ…笑)

 

Twitter アカウント:@MrMR130(https://twitter.com/MrMR130

 

 

 

最後に、最近新たなことに挑戦してる生徒が出てきていて、とても嬉しいですね!せっかくなので、みんなの宣伝しちゃうよ★

(まぁ僕のブログで宣伝したところで、という感じではあるが…w)

イヤだったら消すから言ってね笑

 

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一人旅の経験や読んだ本の経験などを綴ってます。大学生になって自分とひたすらに向き合いながら、思ったこと・考えたことを自分の言葉で語っているのがとても良い!ご両親の血は争えませんね^^

 

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自分の好きなこと(スポーツ×書くこと)を本当に体現しているなって思います。時々純な大学生の意見を垣間見れるのが面白い。それでさらに言えば、毎日更新してるのはもう純粋に尊敬!!

 

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最近YouTubeデビューし、毎日「起業」に関する動画を上げている彼女。好きとは言っても動画編集には労力がかかると思うので、毎日新作を出しててホントにすごい!!自分のモヤモヤした気持ちを、プラスの力に変えられるのは素晴らしいですね。こちらもご両親の血がすごい!笑

 

ぜひ、ご覧ください!それでは~。